話し手が一番伝えたいことを読み取ろう

話し手が話したいことと聞き手が聞こうとしている内容がずれてしまうことがあります。この場合、話し手はだんだんと話す意欲がなくなり、あまり雑談が盛り上がらなかったということがあります。

次の例を見てみましょう。
シンジ
「海外旅行にいったんだって?」

ケンイチ
「うん、いってきたよ。海外旅行にはこれで10回目さ!」

シンジ
「どこにいってきたの?」

ケンイチ
「今回はシンガポールに行ってきたよ(10回も海外旅行にいったのにシンジ君は何もおもわないのかなぁ)」

シンジ君はケンイチ君がどこに行ったのかたずねていますが、ケンイチ君は自分が海外旅行に10回もいったことがあるということに驚いて欲しかったようです。

このように聞き手は話し手が一番わかってほしいと思うポイントを外してしまうと、このあと、話し手は話す意欲がなくなってしまう場合があります。

話し手が話したい、一番伝えたい内容をつかむポイントは、話し手の顔の表情や声のトーン、しぐさなどから判断するということです。もしかしたら、ケンイチ君は、海外旅行に10回行ったことがある、といったとき、10回という部分を少し声を大にしていっていたのかもしれません。

聞き手は、ただ単に相手の言葉を聞いていればよいというわけではありません。相手の顔の表情やしぐさ、そして声の強弱などをしっかりと観察し、話し手が何を一番伝えたいのか、そして聞き手側としてどのように反応すればいいのか考えなければなりません。話し手の気持ちに目を向けながら話を聞くということになります。

聞く側はただ単に話を聞いて相づちを打てばいいというのではありません。聞くという作業も案外奥が深いものです。

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