正しいことを指摘しても相手は不機嫌になる

実際にあった話です。私は料理教室に行っていますが、そこで一緒になったグループの人を怒らせてしまいました。理由は、魚を焼いているときのことです。先生は魚の皮めの部分はしっかりと焼き色をつけて、表はサッと焼くだけでいいという話をしていました。

ですが、魚を焼いていた人は裏と表、両方同じようにしっかりと焼いていました。そこで私は
「確か表はサッと焼いていただけだったと思います」
と言いました。相手はハッと気づいたように次から焼き方を変えていましたが、ムスッとした気分が私に伝わってきました。もちろん、作った料理を試食するときは無言、同じグループになった他の方に迷惑をかけてしまったことを反省しています。

さて、いったい何がいけなかったのでしょうか?私自身、正しいことを正しいと間違っている人に指摘しただけです。確かに料理教室に来ている人は料理がうまくなるためにきているわけですが、先生でなく同じ生徒から指摘されたりすると腹がたつひともいます。また、料理を学びにきているだけで作るのを楽しみに料理教室に来ている人もいます。横からごちゃごちゃ言われたら、作るのも楽しめませんね。

一人ひとり考え方や価値観が違います。それなのに私は自分の価値観を相手に押し付けてしまったような形になってしまいました。こんなときはどうすればいいのでしょうか。

一つは見てみぬふりをする、これがいいのかなと考えました。ただ、そうなると料理の出来上がりがまずくなってしまいます。なんとか自分の気持ちを相手に伝えたいものです。そこで、質問系で相手に伝えるのはどうだろうか、と思いつきました。つまり、相手の間違いを指摘するのではなく、相手のしていることに疑問をもつということです。

この場合だと
「魚の焼き加減ってどういう感じでしたっけ?」
みたいなかたちでやんわりと聞くほうほうです。

ただ、少し小姑みたいに嫌味っぽい気もします。やはり上の立場ではなく同じ立場の人には仕事以外の趣味や生活の場ではあまり自分の正しいと思っていることを相手に押し付けるのはよくない、見てみぬふりがというか、あまり気にしないのがいいのかなあと思ったりもします。

年配の男性によく見られるのですが、何でもかんでも自分の価値観、考え方を押し付ける人がいます。考え方・価値観というのは育ってきた環境や年代によりまったく違います。お互いの価値観や考え方を受け入れてこそ、スムーズなコミュニケーションができます。自分自身、ついつい相手の間違いに対して口をはさみたくなりますが、温かく見守ってあげる深い心の持ち主になりたいと思います。

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