思いやりを言葉で表そう

日本人には、あうんの呼吸というものがあり、言葉で表さなくても動きで読み取り、心が通じ合うという素晴らしい文化があります。

しかし、実際には人間は鈍感なもので相手の思いはうまく相手に通じていないことが多いようです。20年、30年と長い間連れ添ってきた夫婦で、定年退職後、いきなり女性が男性に離婚届を突きつけるということがあるようです。男性側からいうと
「結婚してから退職するまでずっと、大切にしてきたじゃないか」
と思っているかもしれませんが、感謝の言葉と感謝の行動がなければ、それは相手に伝わらないのですね。何十年も一緒にいる夫婦でさえ、言葉や行動なしに思いは伝わらないのですから、はじめてあった人、職場の人など、一般に出会う人たちで、あうんの呼吸で心が通じ合うというのは難しいと思います。

そこで、相手が苦労したとき、ストレスを感じているとき、手間隙をかけてしまったときは思いやりの言葉をかける習慣をつけましょう。この思いやりの習慣が案外できていないものです。

たとえば、大雨の中待ち合わせをしているとき、相手がぬれた状態で待ち合わせ場所につきました。そのとき
「すごい雨の中、きてくれてありがとう!」
と言います。自分も雨の中、来ているわけだから条件は同じ、そんなわざわざ思いやりの言葉を言うなんて、変!と思うあなたは、人から好かれる人にはなれません。

思いやりの言葉は言って減るものではないので、どんどん使いたいものです。

そのほか、友だちが遠くから来たとき、
「遠いところからきてくれてありがとう」
と感謝の言葉を言えるかどうかです。たとえ、友だちから遊ぼうと誘ってきても、本当は用事があるのに、強引に友だちがきたとしても、感謝の言葉を言ってください。

会社で同僚がビッグプロジェクトの責任者になり、毎日仕事で遅くなり、ストレスもピークに達していたとします。そのとき、無事プロジェクトが成功したとき、
「さすが、○○さん!○○さんのおかげで、今回の企画は大成功でしたね。」
とねぎらいの言葉を言えるでしょうか?

ぶっちゃけ、同僚のほうが、大きなプロジェクトを任されたわけですからあなたよりも先に出世街道をまっしぐらに進むことになります。できれば、自分もそのプロジェクトの責任者になりたかったとしても、そこで妬まずにねぎらいの言葉をかける、そのような思いやりや配慮できる懐のでかい人間になることで、好かれる人になります。

感謝の言葉・思いやりの言葉・ねぎらいの言葉をかけることで、場の雰囲気がよくなり、その後のコミュニケーションもスムーズに進みます。

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